緊急事態宣言の延長を受け、ここ品川では、帰国困難外国人の無料宿泊を開始しました。問い合わせとメールでの連絡ありがとうございます。
帰国困難に困られている方のたくさんのニーズが聞こえてきました。今回は現在の状況を報告させて頂きます。
無料宿泊の期間を2020年6月30日まで延長します。
まずは大切なご報告。無料宿泊の期間を延長します。利用者数名から「帰国便フライトがいつ確定するかわからない。」という不安の声が聞こえ、6月中まで不安と困窮は続くと判断しました。
安定的な国外移動が可能となるまで、外国人困窮者への協力を続けていきます。現時点での無料の宿泊期限は2020年6月30日としますが、状況をみて、7月以降の延長は検討予定しています。(確定は6月中にブログで更新します。)
実際にお困りの利用者は留学生
企画当初、ワーキングホリデーを想定して企画を立てたのですが、現在問い合わせが寄せられているメインは発展が著しい国から勉強に来ている留学生たちです。正確には、彼らを手厚く学業と生活をサポートされている教育機関の方からの問い合わせです。アジア中心ではありますが、それぞれの国籍ごとに、コミュニティからSNSなどで情報が伝達されているようで、可能な限り、お困りの方に情報は届いてほしいと切実に思います。
様々な形での寄付に感謝(フード、お手伝い、お言葉、クリーニング代負担etc…)
下記写真の通り、近隣の商店の方、住民の方、企業の方、行政関係の方、個人・組織を超えて、SNSで公募した香辛料や、フードが届きました。感謝につきます。
写真意外にも追加でたくさんの豆や香辛料が届き、ご本人たちに代わって、深く御礼申し上げます。(クロモンカフェ、うなどこ、他 ※個人名は伏せます)
カンボジアから帰国しフードや、シーツクリーニング代金負担まで名乗り出て頂いた紳士もいらっしゃいます。
多方面から、当企画に対して、厳しいご指摘もありましたが、逆に取り組みについての、応援や海外からも温かい支援のメールなどもありました。改善には取り組みつつ、もうしばらく企画を継続したく考えております。温かくお見守り頂けましたら幸いです。
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清掃用品や衛生備品について(洗剤・モップ・次亜塩素・空気清浄機・ウエスなどの布ハギレなど)も寄付募集を追加いたしました。(2020・5・24追記)
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こんな訪問もありました
スリランカの大使館より、ロシャン行使がお米の寄付を持って応援にいらっしゃいました。スリランカ大使館は近くの高輪にあるのですが、困窮されている方々の現状を共有いただきました。
<在日スリランカ人の帰国困難者情報>
・帰国便のスケジュールが決まっていない(延期が続いている)
・フライト費用の個人負担が大きくて困っている。
・現在国内に700名、帰国希望者がいる。仕事がなくなり、家賃や生活費に困窮している
SNSの情報だけではなく、話していると、細かなニーズやお困りごとが浮き彫りになり、今後もコミュニケーションを取らせていただける事となりました。
上の写真は「困窮者のマドゥーカさんとロシャン行使」
下の写真は 「いのパン」さん
通常はゲストハウス品川宿は、素泊まりの宿ですが、この期間、自炊の機材を揃え生活しやすい体制に変更しています。※衛生面には最大限考慮しています
手に入りにくいものも、まちづくりの先輩から(ココナッツミルク)
集まりだした「スパイス」たち
帰国困難となったインドネシアのラッキーさん
新型コロナウイルス感染拡大防止にむけてて手作り防止対策
適度な運動も考慮しつつ実践(朝食はドネーションのみ有料ではありません)
衛生的で健康な滞在を目指して、各所専門機関に相談しつつ、小さな宿なりにできることを1つずつ実行していきます。手洗い、消毒、ソーシャルディスタンス、そしてマスクは、手作りのものをプレゼントしています。
最後に
引き続き帰国困難者への認知ご協力をお願いします。
問い合わせは下記リンクのフォーム(英語)をご紹介お願い致します。6月末までの予定延長については、引き続きブログで掲載致します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeNVouMtFtwq8_cj_U_itWx5ITAZLQoNbhC6UufbYSBglqXKQ/viewform