神戸

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宿の起業家育成プログラム「Dettiプログラム」の参加者韓国人の朴徹雄さんに対して、兵庫県神戸市灘区にて「神戸ゲストハウス萬家」の開業支援を行いました。 日韓関係が良好ではなかった学生時代に参加した日韓学生交流会が原体験となり、「国籍や言葉、宗教といった壁を超えた人と人との繋がれる場所を作りたい」という想いから日本へ来日しゲストハウスの開業を志していました。 そんななか、朴さんにとっては外国である土地での宿泊施設開業を乗り越えるため、宿場JAPANの「Detti プログラム」に応募したことがきっかけでプロジェクトが始まりました。 宿場JAPANとしては6ヶ月間運営施設での修行期間と、事業計画の策定、宿運営における実務研修、物件探しなど開業に関して併走する形でサポートいたしました。 もともと知り合いもおらず、また旅館業法に関する条例が他の自治体よりも厳しいエリアであったことも相まって約2年間イメージに合致する物件が見つからないなど、数々のハードルがありましたが、地域の方々との関係性構築などをじっくりと行いながら、二人三脚で物件や条例の問題をひとつづつクリアしました。 2016年に開業を無事迎え、開業後は灘という旅人が少ない場所ながらも人気のゲストハウスとなり、商店街や摩耶山をめぐるツアーの実施や、地域イベントのハブスポットとして地域と旅人に愛される宿になっています。 また開業から5年経つ今もバックオフィスやマーケティングのサポートを継続して行っています。